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好きなものブログ。乙女ゲームとかぶいしっくすとか小説とかについて書きたい。

Collar×Malice(カラマリ)感想

暫く放置していたのですが折角開設したので過去にプレイした乙女ゲームの感想を振り返りながら投げていこうかなと思います。が、最近プレイしたよ!って訳ではないので曖昧な部分もあるかと思いますのでご容赦を。ちなみに基本的に辛口です。


カラマリの考察というか気付き?を含んだ感想です。

ネタバレを多大に含みますのでまだクリアしていない方はUターンをお願い致します。


Collar X Malice - PS Vita

Collar X Malice - PS Vita

さて、友人に借りてプレイしたカラマリ(Collar×Malce)ですが、一言でいうなら「普通に面白かった」です。

恋愛過程の描写がとても丁寧で乙女ゲームをプレイしてる〜!って感じが凄く楽しかったです。これだよ。最近の乙女ゲームはジャンル彷徨いすぎでは?

解き部分はかなり難易度易しめ。苦手な人でもヒントが大量過ぎるのでサクサク出来ると思います。ただ犯人側の掘り下げがかなり少ないし犯人によって掘り下げの度合いも相当違うので理解出来たり出来なかったりするのが惜しかった。また、正義、悪、罪、贖罪、哀しみ、存在証明、存在価値、弱者、etc……と内容的には重いはずなのにサラッとしていて、あまり深く切込まなかった為、謎解きや考えさせるようなことではなく丁寧な恋愛描写で人気が出た作品なのかなといった印象を受けました。

榎本は等身大の恋、笹塚は癒してあげる恋、岡崎は包み込んであげる恋、白石は与えてあげる恋、柳さんは穏やかな恋、といった印象でした。

攻略順は榎本→笹塚→岡崎→白石→柳さんでしたがこれで問題無かったと思います。公式の推奨順だったかな?



さて、ここからガンガンネタバレしていくのですが、開始数十分で黒幕が分かりました。

声で分かったよ!というレビューをamazonで見たのですが……。いやもうそれ以前に。

ヒロインに優しく、ヒロインに近しく、ヒロインの思想を知っていて、常に支えてくれる……。なんてこった!!こいつ怪しいどころじゃねえ!!条件全部揃ってるよ!!黒幕みっけちゃったよ!!

嘘だろと頭を抱えました。スパイ疑惑に関しても最初から白石を疑っていたのでもうかなり早い段階から犯人側が見え見えな状態。謎解きもクソもねーな。



そう思いつつまず榎本ルートへ。これ個別の犯人も見え見えじゃねえか……。榎本は先輩殺されたん?あ、殺されたんですね知ってた〜ハイハイ。

正直展開は伏線がバレバレすぎて意外性は全くありませんでした。が、徐々に近付いていく二人の距離に胸が満たされます!等身大の恋する二人が可愛くて可愛くてたまりませんな!

そして何より笑ったのが榎本ルートで判明する犯人に冴木が殺される場面。「嘘だろ……」と言う彼にせやな!!尻尾切りの為とはいえ正体を周知していなかったせいで自分の組織の末端に殺されるだなんて信じたくないわな!!!お疲れ!!マジお疲れ!!もう黒幕最初から分かってるので笑うしか無かったです。


そして笹塚ルート。彼も特に意外性のある展開はなく、せやろな〜と言いながらプレイしていましたがやはり恋愛描写が最高に良い。最初にツンツンしながら「バカ猫」呼ばわりされていた時は中の人のせいもあって「あ?お前(中の人)は日本語も怪しい癖に人のこととやかく言ってんじゃねえぞ!!」と思っていたので「市香」呼びを引き出した時の達成感と快感は凄かったです。どうだ!!!私のらぶりーまいえんじぇる市香ちゃんの可愛さを思い知ったか!!と何故か私がドヤ顔をしていました。笹塚ルートの市香ちゃんが本当に猫みたいで可愛い。私が飼いたい。カップリングとして非常に良かったです。



そして岡崎ルート。彼のルートに入ると他ルートで見たゆるふわ変人度が減ってしまって非常に残念でした。そしてめちゃくちゃ面倒臭い人だった。

 

マモレナカッタ……そして守られてしまったという二つの点からよくここまで拗らせたなと。後悔したくない価値のある死を迎えたいだから君を守りたい。彼は最高の死を迎えたいから自分の命を大切にはしてくれないんですよね。メンドクセッ。

そんな面倒臭い彼が死を迎えずに市香ちゃんと生きようとするまでがきちんと描かれていて、ほんとこんなクソ面倒な人をよく見捨てずにここまで持ってきたなと。私のらぶりーまいえんじぇる市香ちゃんは凄いですよ。



そして白石ルート。もうこの人には最初から不信感しかなかった。

 

まあその通りでしたよね。最初から最後まで怪しさしかなかったもんね。そしてなんとも人間味が薄い白石さん。ロボットみたいな人だなあと思いながら進めていくとまあロボットみたいなもんだった。人間として生きられる環境下になかったからまあ仕方ないのかな。そしてそれを人間にする市香ちゃんはやはりらぶりーまいえんじぇる。

 

そして犯人が一番好きになったのはこのルートでした。いや予想通りだったんですけどそれでもボロボロ泣きました。私血の繋がってない家族の絆にめちゃくちゃ弱い。血の繋がりはなくとも凄く強くて美しいもので繋がっているなと感じました。



そして待望の!!愛時おじちゃん(柳さん)ルート!!

最初の頃から好感度がめちゃくちゃ高かったんですよ!

何と言っても優しい!!しかもその優しさがなんというか押し付けがましくなくて自然なんですよ。ちょっとしんどくなった時に気が付いてぽんと優しさを差し出してくれる。パパみが凄い。愛時おじちゃんという呼び方はフォロワーさんの呼び方がうつってしまったものなんですが保護者感あって良いと思います。愛時おじちゃんお願いだからパパになってください….。

愛時おじちゃんの優しさに包まれてもうずーっと穏やかな気持ちでプレイできました。愛時おじちゃんの好感度が高すぎて彼の起こした事件に関しては「王子様かな?」としか言わなかったです。というかそもそもプレイする前に友人に見せてもらった発売記念イラストで愛時おじちゃんを指差し「この人過去に何か罪を犯してそのことをずっと悔やんでいるような顔をしているね」と言い放った私なのでもうあ〜としか言いようがない。今見返すと岡崎、榎本辺りもネタバレなイラストですね。

黒幕も最初から分かってたから荒れる市香ちゃんとは裏腹に穏やかに進めていた。

そして綺麗におさめられた愛時おじちゃんのルート。大団円です。もう愛時おじちゃんの包容力にメロメロでした。もちろん最推しです



そしてその後の回収作業で笑ったのは瀬良くんがかなり自業自得だったことです。想像以上に雑な接し方しかしてなくて本気で八つ当たりだったんだなと。

あとは愛時おじちゃんのクソナンパ野郎発言。元ヤンが滲み出てて凄い好きです。愛時おじちゃん女性経験自体はあるのも凄い良いと思います。

ただ愛時おじちゃんの魅力って本当にふとした瞬間の優しさなんですよね。なので彼のルートをガッツリやらなくても他のルートで触れる優しさにきゅんきゅんきます。彼が人に慕われるのが凄く分かるなと思います。ドラマCD凄く欲しい。



あと黒幕の冴木くんと市香ちゃんのカップリング結構人気だと思うんですけど、私はそれ成立しないと思うんですよね

あの時点での彼の気持ちは決して恋愛感情ではないと思います。人物的に特殊すぎて多分私には思考が及ばない人物ではあるのですが、だからこそ彼は恋愛感情というわかりやすい感情を彼女に抱いて首輪をつけた訳ではないと思うんです。冴木、白石、岡崎に関しては本当に思考を本当の意味では理解出来ていないというか出来ないと思うので自分の考えに当てはまるのは不可能だなと感じます。



雑然とした感想になってしまいましたが、恋愛過程、その描写がしっかりとあって乙女ゲームとしてはかなり良作だと思います。普通に楽しめる作品だと思いますので、是非プレイしてみていただきたいです。

大正×対称アリス プレイ記

大正×対称アリス プレイ記


プレイ中のTwitterでの呟き+プレイ後の考察というか感想?プレイ記を個人的に纏めてみます〜( ∩ˇωˇ∩)完全に俺得(脳内整理

ネタバレ存分に含まれますのでまだプレイしていない方はUターンお願いします。

最初は情報量が足りないので何も考えずにプレイしてました。

グレーテルルートが終わった辺りで猟師がかなり引っかかったのでそこから考察スタート。


ルートによって立ち位置が変わっていく攻略対象の中で、猟師の立ち位置は有栖百合花の兄で固定されており、歪んだ物語の登場人物達の中で変わらずに正常であるという異常。


グレーテルルート終了時だと兎に角その異質さが目に付いて彼がこの世界を解明しようとする時かなり重要な人物になるのではないかとぼんやり考えていた程度でしたが、終わってみるとあながち間違ってもいなかったなと自分を褒めました。

彼の立ち位置が変わらない、というのはつまり創造主=この世界の王様にとってそれが絶対であるという証。現実世界の猟師が有栖百合花の兄であり、常に正しい(正常な)存在であったということなのだろうなと。

つまり現実世界から彼は正しく療士(医者)であり、彼はありすでもアリスでもない。


続いて、プレイ中気になった点のメモを明らかにしていきたいと思います。

まず、あの空間でのありすとアリスについて。

物語のプロローグは必ずありすとアリスが真っ暗な空間で出会う所から始まります。プレイヤー=有栖百合花は全くその意味を理解していないし、その空間がどのような場なのかわかっていません。ですが、必ずその場面から始まること、そこで出会うのは必ずアリスであることから、その場面とアリスというキャラクターの重要性だけが浮き彫りにされていました。

あの空間が無意識、深層の領域であること、アリスというキャラクターとそこで出会うことは、アリステアという少年を救う為の物語の最も重要なポイントなので、かなり後半になってこないと明らかにならないなあと。

考察というより感想になってしまいました。


有栖百合花という名前

有栖百合花という名前はあの世界において一際異彩を放っています。シンデレラ、白雪、赤ずきん、かぐや、グレーテル、魔法使い、アリス。有栖百合花という日本名を普通に使っていることは、彼女があの世界において異物であることを表しています。勿論、それは彼女の兄、有栖諒士も同じですが、上記した通り彼は元から異質でした。そこで、有栖百合花の異質さを誤魔化すように登場するのがオオカミ(大神)です。彼の存在によって、「ああ、この世界ではそういった名前と普通の日本名とが混在しているのかな」といった風に思わされてしまうのです。

ですが、実際は彼もあの世界においては異質(=現実に存在している)というわけです。これはやられました。上手い。


世界観の不一致

登場キャラクターによって、あの場所は「日本」であると明言されています。なんという違和感。彼らは己をシンデレラやグレーテル等と名乗りながら(明らかに日本名でない)、また街並みや服装が洋風であるのにも関わらず、現代日本と言うわけです。違和感しかありません。この時点でこの物語は、「現代日本人が見ている夢」ということが明らかにされているわけです。アリスが最初に言っていた通りなわけです。では、何故、何のために彼女は夢を見ている?そもそもこれはアリスの夢なのかありすの夢なのか…。プレイヤー=有栖百合花は疑惑を持ちながら、パラレルワールドでハッピーエンドを迎えていくのです。


有栖百合花の信念と物語との関係性

白雪ルートまで終えての時点で、有栖百合花像が十分に分かっています。そして、彼女の正常な兄によると、彼女は異常であり、「好きな男のことしか考えていない」「好きな人が幸せになるなら私は嫌われても殺されてもかまわない」わけです。

そう考えると、この物語=この夢は、有栖百合花の信念を果たす為の場所。たった1人の彼女の好きな人を救う為の舞台なのではないか、ということが見えてきますね。


知識の共有または共通

白雪ルートを終えた時点で、ありす=アリス=白雪=赤ずきんなのではないか、という考えが頭をもたげます。

湖について語る時、彼らは誰に聞くわけでもなく全く同じ言葉で、同じような説明をしました。

つまり彼ら、彼女らは記憶、または知識を共有もしくは共通させているのではないかと考えられるのです。また、白雪と赤ずきんの過去には共通項が多くありました。

ですがこの時点では、あまりに突飛な発想であると考え、取り敢えず魔法使いルートへ進んでいきました。


魔法使いは現れない

さて。魔法使いについては全く簡単です。ラストの方で改めて言われてはいましたが、魔法使いはキャラクターの前に現れたり現れなかったりします。

つまりこういうことです。キャラクターの名前の元になった物語に魔法使いが登場するか否か。


ゲームのようにリセットは出来ない

白雪ルートで強調されていたことです。ですが、有栖百合花=プレイヤーからすれば、リセット出来てしまうわけです。彼との出会いはリセットが可能。では何故ああ繰り返したか。それは彼が知っていたからに他ならないでしょう。有栖百合花=プレイヤーと過ごす夢物語ではなく、リセット不可能な現実世界があるということを。


ここで自分のプレイ中の呟きに戻ります。

こいつ馬鹿だな〜とニヤニヤしながら眺めていただければ幸いです。

白雪ルートを終えた時点

ガンガン翻弄されていますね!!創造主は有栖百合花ではありますが、肝心の夢の持ち主を正しく理解できていない為、いまいち外した予測を立てていました。そもそも、エピソードは1から3の流れではなく、むしろその逆なわけですから、エピソード1からの蓄積というのは全く的外れであったわけです。恥ずかしい。


魔法使いルートで魔法使いもありかも?まで選択し、オオカミに赤ずきんと出会ったのは6年前の2、3月あたりと聞いた辺りで、考察を改めてしました。(あんなにガンガン真相が出てくるとは思っていなかったので、自力で考える猶予がある時に考察出来たのは幸いでした)

ですがこの時点で、何故か私は間の語り手を有栖百合花と勘違いしていたので(他のルートでもずっと攻略対象だったのに何故かすっぽり忘れていた間抜け)少しずつズレています。

6年前に何か意味(救い)があったのか?という仮説や、勘違いからありすが人格の主人格だと勘違いした仮説などもうごちゃごちゃです。

そして、勘違いに気付きました。

勘違いに気付けばアリス=白雪=赤ずきん=シンデレラ=かぐや=グレーテル=魔法使いの図式が立つのは早かったです。恥ずかしい。

この時点で、ありす=アリスだと有栖百合花は誰を救う為に夢を見ているのか?という疑問が生じる為、有栖百合花とアリスは別人でなければならない、という考えとやはりありす=アリスなのではないか?という考えがあり、頭を悩ませていました。


伏線の張り方が秀逸で、自分であれこれと考える時間が兎に角楽しかったです。そして、まだ一周しかしていないので更に考察の余地があります。また改めて色々と考察をしたいと思うので、取り急ぎプレイ中、プレイ後の感想と考えたことをまとめてみました。プレイ記ということで、他のプレイヤーが考えてたこととか気になる〜という方に読んでいただけると幸いです。


対アリ好きな方と是非お近付きになりたいです…(小声