PentagonSyndrome(ペンタゴンシンドローム) 考察 感想
女性向けカウンセリングADVとのこと。
(http://pentagonsyndrome.tumblr.com/post/100391284690/attention)
考察しながらプレイしたのですが、結構書いてたので載せようと思います〜。ルートごとに長さが全然違う。
考察のみならず、明らかになったことのメモや、最終的な真相の整理も書いてありますのでネタバレ注意です。
他人がプレイしてた時どんなこと考えてたのか気になる〜どの段階でわかった?みたいなことが読みたい方向け。
メモからそのまんま引っ張って来ているので、途中までで止まっていたり、雑な感想書いてあったり汚いです。
→が自分が考察した内容、⇨が明らかになった真相といった感じに書いてます。
ルート前
並び立つ扉(ルートを選ぶ)
ヒロインは心理学科
友達になってほしい
→攻略対象は多重人格(解離性同一性障害)それぞれのルートは人格の一つ
文太ルート
岡目が出てくる
→タイミング、言動から暴力を受けていた可能性が高い。父親、ないし母親。もしくは両親を既に亡くし親戚類から過去に虐待を受けていた?
⇨暴力、暴言は母親。父方に引き取られ母親は死んだ。
ヒロインの母親は死んでいる
ヒロインと彼女の母、弟は似ていない(カラーリングや顔立ちが全く違う)
ヒロインは弟の扱い方に戸惑っている(上手く扱えていない)
→ヒロインと母親に血の繋がりはない
ヒロインは解離性同一性障害に理解がある(理解がしてもらいにくいことや、苦しみを解している描写がある、彼らの助けになりたいと望んで友人関係に)
ヒロインは父の仕事の手伝いのために資格の取得をしようとしている(父も心理学(心療系)にまつわる仕事をしている?)7年⇨臨床心理士を目指している
→ヒロイン、もしくはヒロインの周囲に解離性同一性障害を持った人間がいる。父も心療系の仕事、恐らく再婚で今の母親を迎えたことを考えるとヒロインの母親がそうである可能性が高い。
→ごめんなさいと泣いた母親のかつての人格が死んだと仮定すると母親は何か罪を犯している。血縁関係とイコールするとこれもしかして彼女の今の母親=諸星(アオバ)の母親あるのでは?そう考えると彼がわざわざ彼女に声をかけてきた理由が彼の母親(の主人格と)を他人格が殺したから復讐だおら的な…虐待を受けている子供はそれでも親を愛している場合が多い。
⇨あの人は後悔を胸に死んでしまった。やはり解離性同一性障害持ちの人間と関わったことがある。
ヒロインの母親や弟と諸星(アオバ)は似ている
目元のつり目が母親と、下まつげのあたりが弟とよく似ている。
→ヒロインの母親、弟と血の繋がりがある?その割にヒロインの母親が能天気そうなのはやはり解離性同一性障害のため?
諸星(アオバ)とカラスは似ている(目元が特に)
→最も主人格に近い?もしくはカラスという存在のフリ(ごっこ遊び)をしている主人格である可能性がある。
文太はご飯を食べられない
もしかして他の人格も…?セイがたくさん食べるのは1人で体に必要な分を摂取している為??
⇨やはり役目(役割)を分担している
木場
面倒な奴らは木場がなんとかしてくれた
→明 ら か に や ば い 奴
死神
ヒロインはかつて誰かを殺している?どういう意味での死神か不明。解離性同一性障害の点を思えば彼女のせい(または為に)誰かの人格の一つ(恐らく主人格?)が死んだ可能性あり。その罪悪感のために友達になりたかったのかもしれない。
⇨彼らがヒロインを死神と呼ぶのは選ばれた人格以外を殺す(統合)する存在であるため
諸星(アオバ)の放棄
生きることの放棄。他の人格が交代してつとめていた。
⇨その状態でも各人格がなんとかなると思っていた。カラスがその状態から進むために、死神(他の人格との統合の仕方を知っていそうな)ヒロインに声をかけた。
→ヒロインの母親との血縁関係を疑うとそれだけとは思えない。何故わざわざ彼女に声をかけた?彼女の母親を見たかった?
カラスが出てこない
もし一つになったら俺は俺でいられるだろうか。の部分にカラスが出てこない。
→カラスの人格が出てこないことを確信している?やはり彼は既に放棄した側なのか?
カラスは眠る
彼だけは消える、ではなく眠るという表現がされている。彼が首から下げていたドッグタグには諸星(アオバ)の情報が。文太は泣き出す(彼が最も救いたかった人物)「文太が一番頑張っていた」
→やはり君が諸星(アオバ)じゃないのか、カラス。
現時点での予想(文太ベストクリア)
ヒロインの母親=諸星(アオバ)の母親。
かつて彼女が諸星に暴力、暴言をふるい虐待していた。その際、身を守るために諸星は他の人格を生み出した。
実は彼女自身も解離性同一性障害を患っており、他人格に恐れていた。もしかしたら諸星は「いつの間にか出来てしまっていた子供」
の可能性も…。いや、もしかすると乱暴された?その時に他人格が生まれた可能性も…。その為の暴力、暴言だと納得。
その後、精神科に通い、ヒロインの父親とヒロインに出会う。
そしてヒロインの前で「ごめんなさい」と後悔しながら死ぬ(人格。恐らく主人格)。
主人格が死んだ為離婚。ヒロインの父親と再婚する。(ヒロインの父親は彼女を受け入れた(心療系の余裕なのか??))
ヒロインは母親のような人を助ける為(父親のように)臨床心理士を目指す。
カラスがヒロインに目をつける。
文太ノーマル
復讐
やっぱりそうなの…???母親を殺されたから、なのか、母親に(主人格を殺した原因となった他人格)、なのかが微妙なライン。
⇨母親にだった
母親は誰よりも理解がある
やはり貴様か
母さんを返せ、からやはり死んだ人格が主人格であったと予測。
→他の人格に苛まれていたことがわかる。他の人格に戸惑い、怯え、恐れて矛先が子供に行ってしまったパターンか。
文太バッド
双子の片割れ
→生まれなかった子供。その名前はヒロインの弟のものに。
→母親の主人格は双子の片割れを失ったことで心を病んだ??
復讐
→バッドだと母親を取り戻そうとしている。矛先がヒロイン、弟へ向かっている。どっちなんだ…。
木場
→お 前 な ら や る と 思 っ て た
セイルート
約束が苦手
→かつて誰かとした約束を破ったことがある
岡目
本当はもっとはしゃぎたいタイプ
根は体育会系なのに最近は根暗
→文太に対する対応、言動込みで過去は遊んでいた?けれど、その後諸星(アオバ)がダメになってから態度を改めたのか
友達
たくさんいますよね?いるように見える?
→文太より人間関係に気遣っている様子が見える。
かわいいもの
好きだよね?そうかな、じゃあそれで
→食物以外の物に対する関心が低い。そのために自分の好き嫌いが理解できていないように感じる。一番楽しそうで取っ付きやすそうな人格だが、もしかすると彼が最も「生きること」だけを考えて、「自分の役割」に忠実な人格なのかもしれない。
⇨自己の存在の確立と生の実感
⇨かわいいものが好きなのは意識してのこと。母親からの虐待から女性に対する苦手意識があり、その克服のために女性的な感性を勉強したため。
小学六年生
→死んだ
文太くんが好き…戻りたい…
セイルートバッド
ずっと一緒に頑張ってきた
→母親の人格は主人格を助けたかった。他の人格に脅威となるような人格がいたのか…?
文太くん…そうだよね、一番頑張ったのにね
岡目くんルート
予想はしてたけどこれ痛覚ないパターンだよね…暴力を受ける担当は彼だろうなという感じがしたからもしかしてと思ってたけど案の定だよ畜生。
文太くん
やっぱり
母子家庭
離婚自体は早かった
離婚→母子家庭→刺される→引き取られる
となると
夫以外との間に子供ができる(離婚)
愛せず暴力、暴言
精神科に通い始める(ヒロインと父に出会う)
治療もむなしく主人格が死ぬ(現在の人格は救いたいと考えていた)
この際、諸星(アオバ)をついに刺してしまったことのせいか、
諸星(アオバ)
岡目バッド
離婚が境となって精神が不安定
人格と時間
文太が頑張っている時俺は遊んでいた
⇨岡目は運動が好きだった。その為に、他の人格の時間(セイ、木場)をもらって部活に打ち込み続けていた。しかし、彼は痛覚がうまく機能していない為、大怪我をしても体を振り回していた。結果、入院することになり、他の人格の時間をまた削る結果となった。(栄養失調にも陥っており、体にも悪影響が)
忘却
存在そのものが消え去るパターン。今までの場合、彼らはまさしく「死んで」いた。ここにきて、彼等は「消える」ことも可能だということが判明。記憶ごと全部持っていく。
文太くん
→尊敬してるのか…というか年下なのね…これは人格が生まれた順番で良いのかな??
セイ
嫌だと思ってることを引き受けてくれる
→食事のことで良いのかな
木場
近い部分を受け持ってるから一番安心できる
→や っ ぱ り こ い つ は ヤ バ イ
岡目くんが受け持ってるのは荒事じゃん、暴力関係。
そして、岡目くんが骨折した後、文太くんとセイは口を聞いてくれなかったけど木場は次から気をつけてね、で済ませている。=怪我に慣れてる?
バイオレンスな香りしかしない…今の所最もヒロインに攻撃的になったのはセイだけど木場くん明らかにヒロイン殺しに来るでしょ…こわ…最悪ヒロインと木場くんの仁義なき闘いが始まりそうで怖い…。
⇨暴力は嫌いなのか…そうか
⇨生死をかけた戦いしたね…うん、そんな気はしてた。
カラス
せっかく文太が頑張ってるのに…
→わかる…お前もうちょっと自分で生きる気だそうぜ…
覚悟を持って決別したはずなのに
→主人格と、なのか、全ての、なのか…でも結局1人で生きることに怖気付いた??
切り離した
→痛覚と木場くんを切り離した
→や べ え 奴 フ ラ グ し か な い
→痛覚と何?殺意しかなくない??彼そのものが殺意なのか。そうか、だからどうにもならないことは君の担当なんだ…そして、だからこそ君の時間は奪われたんだね。だって普通の人間には、殺意なんてものはあってはならないものだから。そうか…そうか…。
⇨殺意、憎悪、敵対心
奪われた時間
勉強も出来ない、運動もできない、図書館にこもってばかりの僕の人生をあいつらは少しずつ奪っていくようになった。
僕はこの人生を欲しいと考えてしまった。
→明らかに負担していると明言できる分野がない。だからこそ、他の人格に奪われた。
バッドエンドの彼を見た時に、「楽しい人生」を欲しがっていた。やっと楽しくなってきたのに、奪われたくない。文太くんは自分が頑張ったから、努力したから奪われたくないと言っていた。この差はなんなのかと思ったんだけど、彼が殺意だとするならば、その人生はきっと苦痛と共にあった。それが、殺意が必要なくなって、そしてやっと、やっと彼が純粋に楽しめる時間を持てるようになったのだとすれば。
岡目ノーマル
カラス
管理人。あらゆる人格が出たり入ったりしたために、混乱状態になっていた諸星(アオバ)の人格の管理をした。最も人に近い4人を選び出した。
お前さえいなければ
やっぱり望まれた子供ではない?
望まれた子供ではないため、離婚に繋がったのか?
ただ、生まれただけじゃないか。
そうだね、そうだ。生まれただけなんだ…
木場くんルート
誰かの人生になりきる
君がやりたいことだもんな
カラス
木場くんと岡目くんの服を見立てている
→そ、そうか〜!!!2人とも服興味なさそうなのにちゃんと似合う服きてるなと思ってたけど君のおかげか〜!!!よかった!!!ありがとう!!!!!
お花が好き、服が好き、彼の趣味で家の中には星を模した飾りが
→オトメン…???君、もしかして隼に実はすごく似てるんじゃ…???つか、諸星(アオバ)=カラスが本当だったら、君は多分凄く隼に似ていると思うんだよ。見た目もそうだし、引っ込み思案で、人見知りで、お花が好きで、心優しい。本当はそういう子なんじゃないのかな。関わりが薄すぎてよくわかってないけど。
⇨女の子だったらもしかして…という感情からオトメンちっくなのか…
木場バッド
くっそこわいやっぱり命をかけたバトルする流れやん…こわ…
上手く回りすぎたことが問題。
全員で役割を分担して、自分の役目以外のことを請け負うことはなく、「それは自分の役目ではない」からと言う。人間としてとても歪な形になってしまった。完璧に5人で1人になり過ぎた。どこかが崩れれば全てが狂い出す。薄氷の上を歩んでいるみたいな人生だ。
母親
入院をきっかけに父親の元に
義母の母
義母の父、と、殺された。彼はやはり薬物系の子なのか。
カラス
最初は本当に歪な人生を正しくしようと思っていたのか…そこで見てしまったのか…。
文太君の言うことを無条件に信じたいから私は文太君が好きなんだろうなあ
カラスルート
九
ここにきて出てきた。彼女が諦めないで、って電話してきたのか。
姉、生まれなかった子。隼になるはずだった子。一緒に生まれてくるはずだったきょうだいを思って、一緒に生まれてこれたらと願って、1人じゃない自分を想像して、それが始まりだったのかもしれない。
文太君と木場君
つらい…めっちゃお誘いくる必死だ…特に消えたくない2人が…しんどい…
そしてヒョイパクマン2人なのか…わかる…
優しい子なんだ
無理…無理…泣く…泣いてる…なんで君はそんなに優しいの…
迷っている
迷ってくれるんだね、優しい、本当に優しい子だ…泣く
ごめん…ごめん…ごめんね、文太くん頑張ったもんね、そうだよね、ごめんね…
最初はただ、君を守ろうとしてくれてたんだ、正しく。
遅かった、遅くなってしまった、そうだね。
全貌
ヒロインの母親=諸星(アオバ)の母親。
かつて彼女が諸星に暴力、暴言をふるい虐待していた。その際、身を守るために諸星は他の人格を生み出した。
諸星は本来双子として生を受けるはずであったが、母親の不注意で片割れが亡くなった。情緒が不安定になった母親。そうして家庭は崩壊し、両親は離婚。実は彼女自身も解離性同一性障害を患っており、息子を傷付ける他人格を恐れ、止められない自分を追い込んでいた。
その後、精神科に通い、ヒロインの父親とヒロインに出会う。
そして主人格はヒロインの前で「ごめんなさい」と後悔していた。その後、他の人格に人生を託し、死んだ。
統合し新たに主人格となった人格がヒロインの父親と再婚する。新たな主人格は諸星の母親の人格が死んだことを彼に告げる。諸星の心が完全に砕ける。
ヒロインは母親のような人を助ける為(父親のように)臨床心理士を目指す。
カラスが自己の不調に気付き、他人格の為に病院へと足を向ける。その際、医師一家(ヒロイン一家)を目撃してしまい、自分を捨て、母親を殺した人格が自分だけ幸せになっていることを許せないと復讐を誓う。
ヒロインに目をつけ、彼女に近づく為に動く。
最初の方弟連れ子だと思ってた様子今思い出しました。というか実際よりも幾らか更に可哀想な想像してたのでちょっと自分に引きますね。
推しは文太くんとカラスくんでした。
2人とも凄く優しい子。
文太くんは本当に努力の子だなと。頑張って頑張って頑張って頑張ってきたからこそ、消えたくない。
カラスくんは繊細で優しくて不器用な子。
だからこそ脆い。でも他の子達の力を借りてきたので、彼は凄く純粋なままで、凄く綺麗な子でした。正直彼はもっと酷い人間になって良い。自分を捨てる前に、自分以外を捨てても良かったのにね。
考察する余地があって、プレイした後は色々と考えさせられました。人間ってどこからがそうで、個人ってどうやって確立するんだろう。
なんだか哲学してるみたいです。